サッカー日本代表の監督といえば、現在のハリルホジッチから遡って多くの名監督がいました。ザッケローニ、ジーコ、オシム、トルシエなど海外の監督が並びますが、日本人監督ももちろん多くいます。
最近では、岡ちゃんこと岡田監督が有名ですが、それ以前に名監督と言われていたのが加茂周さんです。 加茂さんといえばゾーンディフェンで知られていますが、この戦略をもとに日産自動車で実績を作り上げた後に、満を持してフランスワールドカップ予選のサッカー日本代表監督に任命されます。
そして、ワールドカップ予選、それまでは圧倒的な強さで勝ち進んでいた加茂ジャパンでしたが、正念場の韓国戦で1-0のリードから後半守りの戦略を取ったことが原因で逆転負けをします。
この一戦を機に不振に陥り、カザフスタン戦を最後に更迭されます。その後任に抜擢されたのが加茂ジャパンのコーチであった岡田さんでしたから、運命とは皮肉なものです。
加茂さんといえば、監督としてのみならずテレビ解説者としても有名でしたが、本当に加茂さんが予測することがドンピシャと当たるのを見ていて、日本にもこれほどサッカーを知っている人がいるのだなと評判でした。